過激な発言や行動でニュースになっている
フィリピンのドゥテルテ大統領が
10月25日~27日まで、日本に訪問していました。
外国企業は出ていけ、とか
アメリカ人はクレイジーだ、とか
言っている一方で、
親日家と報道されたり、
「ときが来たときには
日本の側に立つ。
安心してほしい」
と日本人にとっては、
意外にイイ人のように映りました。
*南シナ海問題「日本の側に立つ」、ドゥテルテ氏が安倍首相と会談
ロイター
日本人として親日家と聞くと
うれしいですね。
今日は、
ドゥテルテ大統領の
華麗なる資金調達を
見ていきたいと思います。
目的はお金
訪日にはもちろん目的があり、
それはもちろんお金であり、
見事、213億円ゲットされました。
そのほか、船や農業支援も
日本から受けることが決まりました。
メディアでは、「約213億円の円借款」と
報道されています。
円借款(えんしゃっかん)とは?
低い金利で、長い返済期間での融資です。
ニュースで、サラッと
「213億円の円借款」と
伝えていましたが、
“円借款”って・・・??と
思っていた方も多いはず。
・低い金利
・長い返済期間
フィリピンにとって
とても良い条件で
日本はお金を貸しました
ということです。
中国が黙っていない
さて、フィリピンのドゥテルテ大統領は、
日本の前に中国にも行っています。
10月25日の訪日が決まってから、
中国が
「日本より先に、うちに来て!」と
熱烈ラブコールをおくったとか、
おくらないとか。
ということで、大統領は
日本より前に、10月18日から
中国に訪問していました。
そして、2兆5000億円の経済援助の
約束を取りつけました。
(ただし、フィリピンと中国には
南シナ海問題があるので、
その様子を見ながら
中国は支援をするそうです)
最後に
戦略家とも言われる大統領ですが、
過激な発言や行動で注目されるだけでなく、
国民のために他国からお金を引き出す
という成果を持ち帰りました。
(低い金利で、長い返済期間の融資は、
借りる側からするとかなり良い条件だと
わかりますよね^^)
大統領は日本に来る2日前に、
「日本での話し合いがうまくいき、
25年以内に償還すればよい
ソフトローン(返済条件が緩やかな融資)を
得ることを期待している」
と演説していたので、
(日本にアピール!)
213億円ゲット、有言実行ですね。
*フィリピンのドゥテルテ大統領、好条件融資を日本に期待
朝日新聞デジタル
わたしたち女性個人が、
過激な発言や行動で注目され、
高度な交渉術で
お金を良い条件で借りるのは、
難しいですが・・・(笑)