VALU観察中です。今回は買う側の視点で、少し踏み込んでみます。
前回の記事はこちら↓↓
VALUは自分の価値=個人の株に見立ててビットコイン(仮想通貨)を使って売買するサービスです。
わたしはVALUをオススメしていない立場なので、始め方などは肯定派の方のブログをご覧ください。
今日、注目したいのは、負けてしまった人たちです。
まだ始まったばかりのサービスですが、負けたというブログもちらほら見かけます。
なぜ負けてしまったのか?
大きく損をしてしまった人たちの共通点は、これです。
「投資、初めまして」という今まで経験のない方です。
株や不動産など投資経験がない人が、VALUにチャレンジするとこんな不幸が起きます・・・
不幸その1:いつでも買えて、いつでも売れると思っている
流動性の問題があります。
いつでも買えて、いつでも売れることを、流動性が高いと言います。
反対に、買いたいときに買えず、売りたいときに思うように売れないことを、流動性が低いと言います。
例えば、イケダハヤト氏のVALUは値段が高いから、無名の人の値段の安いVALUを買ったとします。
しばらく持っていて「そろそろ売りたいな〜」と思って売りに出しても、買い手がいないと売れません。
安いからという理由で飛びついてしまうと、流動性の低さに悩まされることがあります。
不幸その2:ポジショントークに気が付かない
公平な発言なのか、偏った発言なのか、見分けられないと、発言者の思うツボです。
(完全に公平な発言なんて、ないかもしれませんが)
影響力のある人は、自分に影響力があることを知っているので、それを利用して、自分に有利になるような発言(発信)しかしません。
それ自体は悪いことではないですが、受け取る側に注意が必要です。
何を言っているのか?と同時にその人はどんな立場なのか?も考えなくてはなりません。
VALUもすでにポジショントークが始まっています。
不幸その3:一番大事なのは感情のコントロールだということを知らない
わたしは利益だけがほしいんじゃない!その人を応援したいんだ!
という気持ちは素敵ですが、その気持ちに引っ張られて冷静な判断ができなくなることがあります。
買ったVALUが上がっているときはいいですが、下がり始めても応援したい感情から損切りできず、
いよいよ売る気になっても思うように売れなくて焦ってしまうと、もう大変です。
感情の暴走は、損失を広げます。
どの人のVALUを買うか?
いくらで買うか?
ということに目がいきがちですが、
一番大事なのは、感情のコントロールができるか?だったりします。
最大の不幸
そして最大の不幸は、VALUが投資だと思っていることです。
残念ながら、投機ですので、スタートした瞬間に目的は達成されないことが確定します・・・
関連ブログ↓↓
VALUはハイリスク
VALUはギャンブルであり、マネーゲームなので、当然リスクがあります。それもハイリスクです。
VALUがハイリスクなのは、この2つの要素が理由です。
1つ目は、人間です。
過去の業績や現在の財務状況ではなく、個人の価値ということで人間で判断します。
人間のやること=不確実性が高い=ハイリスク
ということになります。
2つ目は、ビットコインでやり取りされるということです。
bitFlyerのチャートを見ると、一ヶ月前は、約20万円でしたが、今は、31万円です。
ビットコイン=相場乱高下=ハイリスク
ということで、こんな公式ができあがってしまいました。
ハイリスク×ハイリスク=スーパーハイリスク
※最近のニュースの影響か、リスクがクスリに見えてきます・・・
投資なら、ハイリスクハイリターンなのですが、投資ではないので、スーパーハイリスクとなってしまいます。
ビットコインではなく、日本円での取引なら、もう少しクラウドファンディングに寄ったかもしれません。
今回は買う側の視点で、初心者に起きてしまう不幸にフォーカスしました。
純粋に応援・寄付したい人はしたらいいと思いますが、何もビットコインで寄付する必要もないので、やはり「やめた方がいいですね」という結論です。