VALUは終了とのことです。(2020年2月追記)
◆重要なお知らせ◆
いつもVALUをご利用頂きありがとうございます。この度、お客様の暗号資産をお預かりする業務を断念することとなりました。
それに伴い2020年3月2日 13:00 をもってVAの売買機能提供を終了し、2020年3月31日 13:00 を期限に、お預かりしている暗号資産の返却手続きを進めます。— VALU (@VALU_official) January 15, 2020
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VALUが一部で話題沸騰中です。
あなたの価値を、VALUでシェア。
だれでも、株式会社のように、
あなたの価値をトレード。ビットコインを用いたマイクロトレードサービスです。
(出典:VALU HP)
価値をシェア?
価値をトレード?
わかるような、わからないような・・・
ですよね。
自分の価値=個人の株に見立てて
ビットコインを使って売買するサービスです。
「株」ということは投資なの?
と言うと、ちがいます。
VALUはマネーゲーム
これは投資ではなく、
投機(ギャンブル)です。
「マネーゲーム」とも言えます。
誰かが「マネーゲームではない」と
ブログで言っていたような気がしますが、
(今のところ)そのような仕組み。
百歩譲って、売る側は「ゲームじゃない」
と言うのはいいですが、
買う側は、完全に「ゲーム」ですね。
リリースされてまだ一週間くらいのサービスですが、
ネットで影響力のある人たちが始めたこともあり、
そのにぎわいは、お祭り騒ぎのように映ります。
みんな知っているホリエモン氏、
プロブロガーのイケダハヤト氏、
作家(?)のはあちゅう氏など。
(“氏”の使い方がおかしいですが
流してください 笑)
「早い者勝ちだよ!!」
「みんなやろうよ!!」
と画面の向こうから、お誘いがきます。
(煽ってきます)
ただ、ホリエモン氏は、
イケハヤさんやはあちゅうさんや
そのあたりの人たちとは
ちょっとちがうスタンスなのかも?
株式に”見立てた”だけで株ではない
VALUのHPでは、こんなふうにも
説明されています。
はじめての方へ
VALUは、だれでも、
会社の株式に見立てたVAを発行できるサービスです。カンタンに発行して、好きな価格をつけて、
他の人と売り買いすることができます。(出典:VALU HP)
仕組みの図はこちら。
カンタンに表現するなら
「個人の株」となりますが、
実際は、株式に”見立てた”サービスです。
ということで、株ではないので、
・配当がない
・たくさん買ってもあなたのものにならない
です。
例えば企業の株ですと、
業績が良かったりしたら、
配当がもらえますが、
VALUには配当がありません。
また、企業の株はたくさん買えば
その企業があなたのものになりますが、
VALUは個人なので、
どれだけ買っても
あなたのものにはなりません。
イケダハヤト氏のVALUを
全部買い占めたとしても、
イケダハヤト氏があなたのものにはならない、
ということです(笑)
「じゃあ、キャピタルゲインだけなの?」
というと、そうでもなく、
優待は用意されているようです。
VALUERになると、うれしいことが。
他人のVALUを手に入れると、VALUER(株主)になれます。
その人のタイムラインや、
限定公開コンテンツが見えるようになります。「優待」は、VALUごとに自由につくれる
インセンティブで、その内容もさまざま。あなたにとって嬉しいイベントや
グッズがあるかもしれません。(出典:VALU HP)
仕組みの図はこちら。
優待の内容は、
VALUを発行している個人が決めることなので、
人によってちがいます。
ブログのアドバイスをしてくれるとか、
相談に乗ってくれるとか。
「有名人とつながりたい!」という人には
うれしい優待ですね。
一般人でVALUに向いている人
影響力のある人がVALUを始めるメリットは
大いにありそうですが、
一般人がVALUをやるとしたら
どんな人が向いているのか?
ファイナンシャルプランナーが考えてみました。
・お金と時間が余っている人
・刺激が欲しくて仕方ない人
・イケダハヤト氏LOVEな人
こんな感じでしょうか。
繰り返しますが、VALUは投資ではないので、
ギャンブルをする自覚がないと
痛い目を見ます・・・。
これをきっかけにお金の運用に興味を持った方は、
NISAを始めてみるのがいいかもしれません。
5年間の制度なので、短期・中期運用向きです。
(実際、5年以降もその株は持てますが、
5年以内にいったん決着をつけないとならないです)
2018年からまた新たなNISA制度がスタートしますが、
今回はNISAがテーマではないので割愛します。
「お金の法則」を知っている人だけが恩恵を受ける
これは「お金の法則」の一つですが、
・ずっとお金を払う側なのか?
・お金を払ってもらう側なのか?
同じツールを使っていても
どちらの立場でやっていくのかによって
結果がちがってきますよね。
VALUも売る側にはメリットがありそうですが、
長期運用には向かないので、
買うだけの人は損失は避けられないかと・・・。
VALUはまだ始まったばかりのサービスで、
これからどんどんバージョンアップしていくことでしょう。
どんなふうに変わっていくのか、
興味はあるので、引き続き観察していきたいと思います。
※画像の出典は全てVALU HP