国民年金を何年受給したら、
元が取れるか?と考える人がいます。
それって、
本当に意味のある計算でしょうか?
自分の受給額を知っておくことは大事です^^
でも、
「何歳まで生きたら、
支払った金額より多くもらえる!」
と計算するのはあまり意味がないのでは・・・
なぜ、意味がない?
今は、「元を取りたい!」という気持ちでも、
実際、受給する年齢になったら、
取り巻く環境は大きく変わっていて、
合計の受給金額を毎月計算するより
やることがあると思います。
また、今、払い込んだ100万円は、
将来50万円の価値かもしれません。
年金は物価の上昇は考慮されないかもしれません。
(物価、賃金のスライドは行われず、据え置き)
なので、単純に数字を計算しても
意味がないと思うのです。
損得計算より大事なこと
国民年金を合計780万円支払ったとして、
受給して10年過ぎたら元が取れる計算だとします。
(計算は最後に掲載しています)
でも、受給して5年経ったところで、
重い病にかかったとします。
「元が取れないからあと5年生きなきゃ」
と思うでしょうか?
「元が取れないからあと5年生きて」
と家族に言われるでしょうか?
きっと言われないですよね^^;
それより、
大事な人たちに
愛と感謝の気持ちを伝えたい、
やりたいことをやりたいと
思うのではないでしょうか。
こんなことも考えられます
消費税もびっくりするくらい
上がっているかもしれません。
受給額が大幅に
減っているかもしれません。
そして、受給開始年齢も、さらに
遅くなっているかもしれません。
(何だか暗くなってきました・・・^^;)
「物価上昇率が○%だから、
わたしが払った●円は、▲円の価値」と
計算、しないですよね?(笑)
元を取ることよりも、
先々、月にどれくらいお金がかかるのか?
大まかに計算して、
年金で足りないのはいくらなのか
計算した方が、ずっと良さそうです。
そして、足りない分を
どのように補てんするのか、
考えることに時間と頭を使いたいですね^^
国民年金の支払いは、国民の義務ですので、
払った方が良い?払わない方が良い?
という話ではありません^^
ご参考までに・・・
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平成28年度国民年金保険料は、16,260円/月
16,260円×480ヶ月(納付期間)=7,804,800円
7,804,800円÷780,100円(平成28年年間給付額)=10.0048年
10年超えると、払い込んだ額を上回る
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足りない分を
どのように補てんしたら良いか?
わからない方は、
お気軽にご相談ください^^