前回は、
ゆとりある老後「毎月いくら貯蓄すれば安心?」
というテーマでした。
今回は、
・シンプルに生活したい
・毎月のように旅行も行かない
・趣味に大きなお金がかからない
または、
<ゆとり>の部分は自分で計算するので、
最低限のラインを知っておきたい
という方に、
老後最低限の生活費についてお話します。
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数字の根拠やデータ参照元は、
最後にまとめてありますので、
気になる方は、リンク先でも
確認できます。
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老後の最低日常生活費
生命保険文化センターが行った
意識調査によると、
夫婦2人で老後生活を送る上で
必要と考える最低日常生活費は
平均22.0万円となっています。
分布をみると「20~25万円未満」が、
32.3%と最も多くなっています。
(生命保険文化センターHP「生活保障に関する調査」/平成25年度より引用)
・厚生労働省が発表した夫がサラリーマンの夫婦の
モデル年金が月額22万1,504円(*1)
・生命保険文化センターの平成25年のアンケートで
老後の最低日常生活費は平均22万円(*2)
↓↓
モデル年金から、老後の最低日常生活費を
引いた差額は・・・
22万1,504円-22万円=+1,500円
計算するまでもないですが^^
シンプルな生活だったら、
公的年金の範囲内で生活できる計算です。
本当に安心?
「公的年金だけで大丈夫なのか~」と
安心したいところですが・・・
この計算は、
“モデル年金“と”アンケートの平均額“なので、
あなたが同じだとは限りません。
最低限の生活費に関しては、
今の生活費を確認したり、
年齢によって発生しそうな費用は、
親などに聞くことで、現実に近い目安を
知ることができます。
「それで、わたしは年金はいくらもらえるの?」
ということが大事だと思います^^
年金額の試算に関しては、
また改めてご紹介します。
*1 厚生労働省
平成28年度の新規裁定者(67 歳以下の方)の年金額の例
*2 生命保険文化センター
老後の生活費はいくらくらい必要と考える?
*3 生命保険文化センター
「老後」とはいつから?