イデコが自分にとってメリットのある
制度だというのはわかったけれど、
では、どんな種類の金融商品を
どんな配分で購入したらいいのか?
考えてしまうところだと思います。
具体的な金融商品を決める前に、
決めたいこと。
それは資産配分です。
ポートフォリオとも言われます。
今日は、どんな資産配分にしたらいいのか、
あなたに合った内容を考えていきます。
攻める?守る?3パターン
実際はもっと細かく分けることができますし、
ファイナンシャルプランナーによって
大きく変わるところですが、
できるだけ制度の恩恵を受けながら、
活用していきたいので、
一般的な考えより少し攻めの内容になっています。
資産配分の3パターン
一つずつ見ていきますね。
1.守りの3種
元本確保型+株式+債券
グラフの左下です。
預金などの元本確保商品を組み入れて、
株式と債券も持つパターンです。
損失を避けたいと思うと、
リターンも小さくなりますが、
資産運用が初めての方はここからスタートして、
その後、資産配分を変えることもできます。
2.攻めのフィフティ・フィフティ
株式+債券
グラフの真ん中です。
元本確保型は入れずに、株式と債券で
運用していきます。
投資信託なので、元本保証はされていませんが、
だからといって、理論上0円になることはないです。
3.攻めの上級者運用
株式多め+債券
グラフの右上です。
損失の可能性が大きい分、
うまくいくとリターンも大きいです。
積極的に運用していきたい上級者の方は、
株式を多めにして考えてみるといいでしょう。
株式、債券、その中身は?
株式と一口に言っても、
国内株式もあれば外国株式もあります。
債券も同じで、
国内債券もあれば外国債券もあります。
それぞれの、リスク=振れ幅を見ていきます。
国内債券<外国債券<国内株式<外国株式
そして、REIT(不動産)の順に、
リスクが大きくなっていきます。
REIT(不動産)は、投資用の不動産を持っていない方や、
さらに積極的に運用していきたい方向けです。
プチ知識
外国債券の外国も2種類の分けることができます。
●先進国
アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、
イタリア、スペイン、オランダ、ベルギー、
オーストラリア、ニュージーランドなど
●新興国
ブラジル、ロシア、インド、中国、
南アフリカなど
リスク=振れ幅は、先進国<新興国です。
新興国の方がリスクがあります。
※リスクは危険ではなく、振れ幅です
資産配分を考えるときの注意点
「iDecoイデコを始めよう!」と思って、
資産配分について考えるとき、
注意したいことがあります。
それは、あなたのお財布全体で考えることです。
iDecoイデコだけで資産配分を考えるのではなく、
貯金がある方や、すでに資産運用している方は、
それも含めて考える必要があります。